残業診断
「残業診断」結果を基に適切な「残業ゼロ」実現の処方箋を明確にします。
【期間】~3ヶ月
【対象】全社員
内容
「残業ゼロ」は世の中の流れ。実態と原因を診断し、計画的に残業を減らします。
1
なぜ「残業ゼロ」が求められるか
「人を大切にする経営」で社員を幸せにするという企業の使命から言っても、現代日本の社会的、経済的要請から言っても、より短時間で高い生産性を実現する「残業ゼロ」の職場づくりが求められています。「残業ゼロ」の職場は、ワークライフバランス、生活の質を高め、従業員の幸福(EH)を実現するだけでなく、高い付加価値と収益性を実現し、経営的メリットは計り知れません。
2
なぜ残業が発生するのか
無論「残業ゼロ」は、一朝一夕に実現できるものではなく「これさえやれば」という特効薬があるわけでもありません。まずは残業発生の原因分析が必要ですが、大別すると、長時間の残業が発生する原因としては、以下のような要因が考えられます。
1.無理 (そもそもビジネスモデル、収益を産み出す仕組みに無理がある)
2.無駄 (非効率な業務、価値を生まない仕事がたくさんある)
3.ムラ (職場間・職場内で業務の偏りがあり、特定の職場や個人に仕事が集中している)
4.無用 (職場チーム内に不満、反目、不信、非協力、妨害等、無用の軋轢、葛藤がある)
5.無気力(従業員一人ひとりの働きがい、モチベーションが低い)
3
どのようにして「残業ゼロ」を実現するか
上記の要因は職場内に複数存在していることが普通であり、相互に絡み合っている場合も多いものです。
したがって、多面的な方法を有機的に統合して進めることが必要となります。
そのために、“残業診断”を実施し自職場の残業発生の実態と、残業発生のメカニズムを明らかにし、解決の方向性を明らかにします。
-
調査期間
アンケート開始から報告会まで 2~3ヶ月
-
回答手段
Webアンケート(環境条件によっては、紙で実施)
-
対象者
貴社 社員の方々(全社員予定)
『残業診断』のサービス内容について
残業ゼロの実現には「実態」「特性」「発生メカニズム」の診断が不可欠となります。
『残業診断』では、建前ではなく残業の客観的な実態を把握し、独自の“残業原因類型”などによって残業体質を可視化。残業の客観的実態、原因、心身の健康との関係を多面的かつ総合的に分析し、残業ゼロに向けた効果的な解決策を提言します。
1
労働時間・残業量実態
労働時間の平均値や中央値、度数分布をもとに、クライアントの実態、他社との相対比較を行い、労働時間、残業、不払い残業の有無等の実態を明らかにします。
2
残業特性
残業削減のためには、単なる残業時間総量だけでなく、発生パターンをつかむことが不可欠です。残業特性は、組織内横断的分布特性と時系列分布特性の指標で把握します。
3
残業原因
1)残業原因類型
残業の主要な原因を以下5類型に分類し可視化します(環境起因型、マネージメント起因型、業務プロセス起因型、組織文化起因型、人財起因型)。
2)原因所在レベル
残業原因が組織全体、職場、個人のどのレベルでどの程度発生しているかを示します。
3)ボトルネック要素
残業発生原因として強い影響力を持ち、残業削減のボトルネックとなる要素を特定します。
4
労働時間・残業量実態
残業合併症診断
5
残業削減へ向けた解決策の提言
「残業診断」の結果を踏まえて、残業削減対策の推奨アプローチや個別のアクションプランを提案します。
「残業削減」コンサルテーション(例)
■デッドライン・マネジメントシステムの再構築
―現行制度の棚卸し
―「残業診断」に基づく制度の再設計
―運用促進
―効果測定と修正
■「残業削減」のための問題解決
―プロジェクトへのコンサルテーション
―職場ぐるみの解決支援
■「残業削減」のための働き方改革研修
―管理者
―中堅
―新人
特長
1
結果をもとに、豊富な事例と経験からのご提案
診断結果に基づき、適切な対応策の提案を行うだけでなく、問題解決の為のコンサルテーションや教育の実施までをシームレスにサポートできることがイマージョンの強みです。詳細に分析を行うことで、最も効果的な対応策がわかりますので、優先的に取り組むポイントが明確になります。
2
定期的な実施で、改善効果の測定が可能です
実施した対応策の効果が出ているかどうかを確認し、計画の見直しと継続を行います。定期的に顧客満足度調査を実施することで、改善効果を数値で測定できますので、1年に1度のチェックをおすすめします。
期待効果
残業削減に取り組む意義を組織内で共有することによって「残業削減の取組」「働き方改革」が進めやすくなります。
トップ、管理者、個々の従業員各々が、働き方とそれに影響を与えるマネジメントのあり方を振り返るきっかけとなり、仕事の生産性、ワークライフバランス向上への意識が高まります。
残業実態と原因が明らかになった部分から、すぐに着手可能な解決策の実践により、残業削減、職場の生産性向上が進みます。