新規事業創出
想いとロジックの両面から、軌道に乗せることが難しいと言われる「新事業展開の成功確率」を高めることができます。
【期間】約6ヶ月
【対象】社内選抜プロジェクトチームでの検討~経営トップ答申
内容
本来、事業の成功可能性を査定するためには、「ビジネス・チャンス(市場性)」、「コア・コンピタンス(自社の強み)」、「パッション(情熱)」の3つの要素が必要です。
イマージョンでは、これらの観点から総合的にアプローチしていきます。
製品・サービス・事業にはライフ・サイクルがあります。日本の多くの企業は、事業のライフ・サイクルでいえば、衰退期・再展開期にあります。
一時期、多くの利益をもたらしてくれた事業も永遠には続きません。そして、近年、事業ライフ・サイクルの期間は、確実に短くなっています。
つまり、製品・サービス・事業が衰退する前に、先手先手で、新しい事業を立ち上げなければ、企業は成長しないばかりか、危機的な状況になってしまいます。
新事業可能性は、一般的には「市場性」に限定して行うことが多いようです。本来、事業の成功可能性を査定するためには、
「ビジネス・チャンス(市場性)」、「コア・コンピタンス(自社の強み)」、「パッション(情熱)」の3つの要素が必要です。
イマージョンでは、これらの観点から総合的にアプローチしていきます。
新事業戦略策定の進め方 例
1
ヒストリカル・レビュー
- ・新規事業開発の目的を明確にする
- ・自社の今までの事業展開と意思決定についてレビューする
- ・期待する事業規模や収益性を見積もる
2
内外の環境動向を明確にする
- ・マクロ・ミクロ環境シナリオ分析
- ・既存事業周辺領域の棚卸し
- ・既存リソースの新市場展開機会を模索
3
事業アイディア抽出
革新思考技法を用い、新事業アイディアを固定概念にとらわれないで数多く抽出する
4
一次スクリーニング
- ・アイディア統合、ブラッシュアップ
- ・実現可能性など、複数の評価基準を設定して絞り込む
5
業績評価指標とターゲットの設定
- ・市場魅力度を評価する(市場規模、成長性、競争環境)
- ・自社と新事業との適社度を評価する(リソース評価、優位性、シナジー)
事業可能性評価モデル
魅力度と適社度のスコアをマトリクスにポジショニングする
●魅力度の項目
・売上、利益の可能性
・成長の可能性
・競争状況
・リスク分散度
・業界再構築の可能性
・特別な社会的状況
●適社度の項目
・資金力
・マーケティング力
・製造、オペレーション力
・技術、サービス企画力
・原材料、商品、情報の入手力
・マネジメントサポート
<★(青)は参入する、★(黄)は条件付き参入、★(赤)は参入しない>
★事業度(魅力度+適社度)が80点以上の場合は
成功率は80%以上と予想される。
この場合、「GO(参入)」の意思決定が妥当といえる。
★★事業度が80点に至らない場合は、「ビジネスモデルの見直し」、もしくは「NO(不参入)」の意思決定が妥当といえる。
6
ターゲット設定、顧客のニーズ分析と顧客価値の設定
- ・ターゲットの市場規模
- ・ターゲット顧客属性のニーズの明確化
- ・顧客価値の設定
7
競合分析~戦略構築
- ・顧客価値のソリューション
- ・同一及び類似商品サービスを展開する企業の分析
8
三次スクリーニング
新事業展開におけるリスク分析、リスク回避策の検討
9
ビジネスモデルの立案
- ・収益モデル
- ・顧客価値モデル
- ・業務オペレーションモデル
- ・社外リソース、アライアンス戦略、他(外部資源の内部化)
10
事業計画化
収支計画、投資計画、組織体制、キャッシュフロー計画の策定
特長
1
実現性の高い新規事業戦略の立案
ビジネスチャンスの見極めでは、統計データや、需要と供給アンバランス確認、他、市場環境分析と、全国の各企業経営実務家、専門家・外部ネットワークにより、技術と市場の双方の理解に基づく実現性の高い新規事業戦略を立案します。
2
新規事業戦略立案だけでなく実行まで支援
新事業立ち上げ支援の実績を有するコンサルタントが、戦略立案だけで終わらず、その実行のための諸活動までを、伴走型で支援します。
新規事業戦略立案時には、組織体制、財務的な検討など、抽象的な検討にとどまらず、実行までを視野に入れた検討を行います。
3
新規事業、新製品サービスの創出支援の実績
イマージョンのコンサルタントは、様々な業界で、新ビジネスモデル開発、新事業、新製品サービスの創出支援をプロジェクトチームメンバーと、あるいは、次期経営幹部育成の一環として実施してきました。
アイデアが良くても実現できないケースなどに遭遇してきた実際の経験を踏まえて支援していきます。
4
豊富なビジネスモデルの事例を提供
年間120社以上の継続的な企業視察研究により、数多くの新規事業、新製品サービスが生み出された背景やプロセスについて、具体的な事例を提供します。
実際の成功例は、成果が出ただけに説得力を持って大きな学びを提供してくれます。
できるだけ新規事業、新製品サービスのテーマに応じた事例を提供していきます。
期待効果
1.将来の事業展開の可能性を広げることができる
数多くの新規事業、新製品サービスのアイデアが出されることで、自社の今後の事業展開についての選択肢が増えます。
2.プロジェクトメンバーの育成につながる
プロジェクトメンバーは、新規事業、新製品サービス開発に関して、様々な観点から検討を繰り返します。このプロセスを通して、新規事業、新製品サービスの創出と実行化に関する理論、事例を学習することになります。
そのため、副次的な効果として、プロジェクトメンバーの育成につながります。
3.マーケット志向、新規需要創造の組織文化が醸成される
新事業創出、新製品サービスを検討することにより、既存の事業の延長線で考えるのではなく、新しい市場の創造、お客様にニーズ・ウォンツの探索に焦点が当てられます。
定期的に、こうした検討を行うことにより、組織全体は、マーケット志向、新規需要創造の組織文化が醸成されていきます。