職場風土を変革する
「戦略的意図の実現」や「イノベーションを起こす」ために重要なカギを握る「職場風土」の変革を行います。
- 【期間】
- 約3ケ月
- 【対象】
- 実際の職場チーム

内容
風土変革のためには、
(1)集団の長
(2)集団メンバー全員の同意の下、変革活動を自ら計画し、実践していくこと
が必要です。
組織が何らかの変革を起こそうとすれば、風土の問題は避けられません。企業や職場が現状を脱却し、将来のありたい姿の実現を成し遂げようとすれば、当然そのための「戦略」を策定します。しかし、時々その戦略の実現を「風土」が邪魔することがあります。
「風土」は、社員の行動に大きな影響を及ぼします。
新しい戦略と現状の風土に整合性がない場合は、なかなか行動につながりません。
従って、なんらかの変革(新しい戦略意図の実現)を起こそうとすれば、風土の見直し・変革が必要になります。
風土の特徴としては、以下のものがあります。
- 人の集合体に存在する
- 長く続く傾向がある
- 目に見えにくく、中にいると気づかないことも多い
- 過去の歴史が影響している
- 集団の長の価値観が影響している
- 評価・報酬・マネジメントが影響している
これらを変えていくことは、簡単ではありません。
しかし、不可能ではありません。
風土変革のためには、①集団の長 ②集団メンバー全員の同意の下、変革活動を自ら計画し、実践していくことが必要です。
プログラム展開例
■職場風土変革研修
- オリエンテーション
-
- 内容:
- (1)職場風土とは
(2)職場風土の変革
- 実習
- 「コンセンサスによる集団決定」
- 討議
- 「自職場の課題とありたい姿」
※可能であれば、事前診断(アンケート/インタビュー)データ活用
- 討議
- 「自職場の現状の風土・行動規範」
「今後の課題達成、ありたい姿実現のために変えた方がよい風土」
- 1日の振り返り
- 「ジャーナリング」

- 討議
- 「変えた方がよいと思う風土の前提にある考え方・価値観」
- 実習
- 「風土変革のために変えること」
- 内容:
- 行動ガイドライン設定
行動変革のための仕組み
- 実習
- 「職場の課題達成、ありたい姿実現に向けて各人で取り組むこと」
内容:個人検討→共有化→相互アドバイス
まとめ



■フォロー研修
オリエンテーション
- 討議
- 「3ヶ月間の振り返り」
- 内容:
-
- うまくいったこと
- うまくいかなかったこと
- 討議
- 「今後の取り組み」
- 実践状況を踏まえて、今後の取り組みの修正
- ガイドラインの見直し
まとめ
特長
1
実際の職場チームで行うことで、リアルな職場の風土変革が促進され成果につながります。
2
職場風土診断や、その後の効果測定などを組み合わせ、確実に成果に結びつけるお手伝いを行うことも可能です。
3
行動科学のノウハウを活用し、人間行動の変革について、科学的な裏付けをもって取り組みます。
- 風土を変える意図を明確にする(なんのために)
- 職場のコンセンサスを得るチームづくりを同時に行う
- 集団の物の見方・メンタルモデルに焦点をあてる
- ポジティブなアプローチで変えやすいところから変える
- 公式・非公式の仕組みを活用する
- 変化を可視化し測定しながら変革につなげる
期待効果
1.やらされているのではなく、主体的な取り組みを促進します。
自ら診断し、変革を行うための手法を提供し、それに対しコンサルタントが動機づけをしながら実践的に展開するので、主体的な参画を促すことや、職場での実践行動につながります。
2.職場の一体感が醸成される。
職場風土の変革のためには、全員のコンセンサスが重要となります。そのため、職場の中で異なる見解をすり合わせ、将来に向けての検討をしていく過程を通して、職場に一体感が生まれてきます。
3.何よりも、実際の行動が変わり、結果が出る。
職場風土が目指す姿に対して効果的になるということは、社員の行動(パターン)が望ましいものになるということにつながります。このことは、当然その職場の目指す姿に対する成果がでることにつながっていきます。