人財育成型 人事制度構築
働く人を大切にし、働く人が活き活きと活躍できる組織にするために最も相応しい人事制度を構築し、運用するためのお手伝いをします。
【期間】3ケ月~1年
【対象】トップを中心としたプロジェクトメンバー
内容
人事制度とは、社員のやる気と能力を最大限に引き出し、それを業績に直結させる仕組みづくりと考えます。
そのため、「等級制度」「評価制度」「賃金制度」など、テンプレートを提供するのではなく、各社の状況や課題を踏まえて、何をどこまで見直す必要があるか検討します。そして、社員と会社の成長を継続的に支援する仕組みとしていきます。
人事管理制度が、組織に合わないと次のような問題が発生します。
◆評価が処遇に反映しておらず、社内から不満の声が上がっている。
◆昇進・昇格基準が曖昧である。
◆目標達成意識が希薄で、業績が上がらない。
◆場当たり的に給与を決めてきたので、評価と報酬が一致していない。
◆全体の生産性が上がらない。
◆人事制度と社員育成が連動していない。
◆人を育てられるリーダーがなかなか育たない。
◆頑張りが評価されないため、社員のやる気が下がっている。
◆優秀な社員が辞めていく。
◆優秀な社員が採用できない。採用しても一定期間で辞めていく。
高齢化が進む中、今迄の人事制度が組織に合わなくなっていく可能性があります。人事制度で重要なのは、「透明性」と「説得性」です。しかし、女性の社会進出、高齢化に伴う高齢者雇用その他、従来の枠組みだけでは、うまくいきません。
ダブルケアー(介護と子育て)の両方に対処しなければならない社員もいますが、対応できていないのが現実です。
こうした背景からすれば、「選択性」も重要になります。
コンサルティングのプロセス
まずそれぞれの会社の現状について、各種資料やデータに基づく詳細な分析を行います。
また、経営者の皆様や社員の方々とのヒアリングを行い、問題意識や経営上の課題を抽出していきます。そして、これらの現状分析・現状把握から各会社の経営戦略、事業特性に適合した人事制度の方向性を明らかにします。
その方向性に基づき、人事制度を仕組みとして設計し、「評価制度」「昇進昇格制度」「賃金制度」などの詳細設計に移ります。
さらに、新しい人事制度の導入、運用、定着支援を行います。
1
現状分析・課題認識
データと資料の分析、社員へのインタビューを通じて定量・定性の両面から現行制度の分析を行います。
2
グランドデザイン
現状分析の結果と経営層へのヒアリングをもとに、各社にフィットした新人事制度のグランドデザインを描きます。
3
詳細設計
グランドデザインに基づき、等級制度、人事評価制度、報酬制度の詳細設計を行います。
4
導入・運用フォロー
新人事制度の説明会、評価者研修の他、新人事制度への移行実務ならびに制度定着へ向けた運用フォローを行います。
特長
1
社員成長を促進することで、パフォーマンスを向上させる
人事制度とは、賃金や等級を決めるだけのものではありません。また、人事制度を導入したことで、社員のやる気が損なわれた、不平不満が増大したとなれば、いくら理論的に優れた内容であっても、意味はありません。
そのため、社員の成長を支援しながら、同時に会社の業績を高める制度とします。
2
企業の成長段階に合わせた制度設計をする
一方で、人事制度とは、会社の経営理念を具現化したものであり、社員への期待や行動基準をまとめたものです。また、一度作り込めば、将来に亘って、それで良いとはなりません。会社の置かれた状況や成長過程に応じて、見直すべき点を明らかにしながら、ブラッシュアップできる設計を行います。
3
制度の導入、運用、定着まで関わる
当社のコンサルティングは、人事制度を構築して終わりではありません。現場の責任者がきちんと運用できるところまで関わります。そのため、評価者トレーニングは勿論、配置転換やジョブローテーションなどの人財育成や採用戦略と一貫性を持たせながら、確実な定着を図っていきます。
期待効果
1.企業方針の正しい理解と共有ができる
人事管理制度において、企業がどのような人を評価し、どのように処遇をするかは、企業の社員に対するメッセージです。
年功、成果実績、能力、行動他、社員に、何を期待しているのかの方針が伝わり、共有化できるようになります。
2.公正で納得のいく処遇に近づく
絶対評価をうたいながら、原資の関係から、実際は相対評価になっている会社は少なくありません。
「透明性」「納得性」「選択性」がある人事制度が重要です。
100%社員が納得することはできませんが、公正で納得のいく処遇に近づきます。
3.組織力のレベルアップが図れる
社員の成長なくして企業は成長しません。社員を成長させることで組織力が高まります。
社員の成長を重視した人事制度は、社員自身は、自分自身の成長、上司は、直属のメンバーの成長が評価されるために、成長へのドライブがかかります。
結果として、組織力のレベルアップを図ることができます。
4.社員の採用、定着が促進される
ベンチャー企業は別として、人事制度が整っていない会社には就職希望者が集まることはありません。
また、評価に不満を持つ社員は退職していくでしょう。社員にとってデリケートな「透明性」「納得性」「選択性」のある人事制度を整備することは、社員の採用と定着に効果を発揮します。
5.適正な人件費マネジメントができる
多くの会社において、費用の大きな比重を占める人件費のマネジメントは非常に重要です。
単に額だけでなく人件費の適正配分は、企業経営にとって非常に重要です。
トータルで検討し、適正な人件費マネジメントを構築できるようになります。