新・管理の基本講座
女性、外国人、障がい者、高齢者など、価値観が異なる方と一緒に働く中での効果的マネジメントを啓発します。
【期間】管理者2日 若手社員3日 合同1日
【対象】管理者+若手社員他
※上記、期間、対象は展開例 実態に応じてプログラムデザイン
内容
事象と事象を繋げるワーキングメモリを啓発し、仕事のプロセスで発生する意味合いをしっかり伝えるマネジメントを啓発します。
洗濯機に汚れ物を入れれば、すべての工程を終えて乾燥された形になっています。100円を持って、コンビニに行けば、おにぎりを買うことができます。
便利になることは良いことですが、反面、プロセスを経験することがない社会になってしまいます。仕事は、もう少し複雑です。
しかし、すぐに、結果が出る日常生活に慣れた新人は、与えられた仕事を最終的なアプトプットに繋げることができません。
こうした若手を育成していくのは、従来から実施されているマネジメントの考え方だけでは不十分です。
事象と事象を繋げるワーキングメモリを啓発し、仕事のプロセスで発生する意味合いをしっかり伝えるマネジメントを啓発します。
プログラム展開例
管理者と若手社員リレー方式による能力開発
1
管理者ステップ1
内容:
・若手社員の特徴
・若手が不満を吐き出す理由
・若手対応の工夫・改善点
・心理学的介入(解決志向・ワーキングメモリー・質問力・伝達力・ノンバーバルコミュニケーション等)
・語らずとも、周りが認め影響力を持つ
・事後課題
2
若手社員ステップ1
内容:
・仕事、意味・意義付け
・会社の位置づけ
・役割
・部署
・事後宿題
3
若手社員ステップ2
内容:
・エンゲージメント
・現在の仕事での困りごと
・ストレスの吐き出し
・管理者の改善点依頼
・管理者対応の工夫点・改善点
・心理学的介入
(解決志向・ワーキングメモリー・質問力・伝達力・ノンバーバルコミュニケーション等)
4
若手社員ステップ3
内容:
・セルフケア
・ストレスマネジメント
・セルフカウンセリング
5
管理者ステップ2
内容:
・管理者への部下からの改善要求
・若手の工夫点の開示
・上司への宿題の確認
・改善ポイントと進捗状況
6
管理者・若手社員合同
内容:
・研修及び実践活動の振り返り
・職場適応計画
※本プログラムは、管理者と若手社員交互で研修を行うことで、管理者の若手社員に対する効果的なマネジメントと若手社員のコミュニケーション能力やストレスマネジメント他を高めていきます。
※本プログラムは、EAP総研とコラボレーションプログラムです。
経営学、行動科学、心理学を融合して、社会的背景から起因した現代の若手社員の特徴、管理者との意識のギャップを埋めていき、最適なマネジメントを確立していきます。
特長
1
価値観が異なる社員のマネジメントに焦点を当てている
女性、高齢者、障がい者、若手社員と管理者などは、様々な価値観の社員、一緒に働く上での効果的なマネジメントに焦点を当てています。
2
実際に現場での管理者や若手のコミュニケーション上の課題を題材に検討する
ライティングされたケースではなく、実際に働く社員の生の声で、考え方の擦り合わせを行っていきます。価値観が違うために発生するストレスを軽減します。
3
集合研修と職場実践との連動を図る
2日間といった単発の研修ではなく、6カ月といった期間で行います。集合研修で学んだことを職場実践して適応を図ります。
期待効果
【管理者】
1.価値観が異なる一緒に働く人との効果的なコミュニケーション、マネジメントがわかる。
育った時代が異なったり、置かれた立場や生活環境が違うと、上司と職場メンバーでは価値観が異なるのは、当然です。管理者が自分の価値観を職場メンバーに押し付けてもうまくいきません。価値観が異なる一緒に働く人との効果的なコミュニケーション、マネジメントがわかります。
2.自分自身のマネジメントスタイルの特徴について自己理解が促進される。
一緒に働く異なる価値観の方を意識することは、自分自身のマネジメントスタイルの特徴についての自己理解することにもつながります。
3.自信を持って、マネジメントができるようになる。
価値観の異なる方とのコミュニケーションにストレスを感じていては、仕事の生産性も上がらず、育成もできません。
しかし、効果的なコミュニケーションがわかると、自信を持ってマネジメントができるようになります。
【若手社員(女性・高齢者・障がい者・外国人他)】
1.上司への効果的な接し方が体験的に理解できるようになる。
若手社員(女性・高齢者・障がい者・外国人他)側は、上司に対して、分からないことを聞くことができないといったケースも珍しくありません。
アサーション他、上司へのコミュニケーションを体験することで、効果的な接し方がわかるようになります。
2.セルフストレスケアーの方法を習得できます。
セルフカウンセリング等を体験的に学ぶことで、若手自身が、自分でストレスを回避できる方法を習得することができ、さらに、習慣化することで、安定した精神状態で仕事に取り組めるようになります。
【その他】
1.若手社員の離職防止への効果がある。
七五三と呼ばれ、新入社員の多くが退職することが当たり前になっています。
複数の調査結果から、その原因は、直属の上司だと言われています。
管理者と若手社員との心理的な距離が縮まることで、結果として離職防止につながります。
2. 組織文化が変わっていく。
職場の規範に最も影響を与えているのは、ビックE(environment環境)と言われます。
上司のマネジメントが変わってくると、職場規範が変わり、さらに、組織文化が変わっていくことが期待できます。
※新管理者研修で最も効果的な進め方は、管理者と若手社員(女性・高齢者・障がい者・外国人他)が一緒に取り組んでいくことが効果的ですが、物理的に難しい場合、2日間、3日間でデザインすることも可能です。